2014年08月05日

北海道恵庭市で行ったお葬式

3年前に母が亡くなりました。

無くなる前は葬儀は東京でやるかどうかなど考えていましたが、葬儀については、母が生前に自分でしっかりと事前に計画をたてておいてくれたので、私はその計画を忠実に執り行うことに集中すればよかったので、助かりました。

母はがんをわずらっており、私は医師からある程度の余命を聞いていましたが、母には知らせていませんでした。

ですが母は、自分で「あと余命はこのくらい…」というのがうすうすわかっていたのかもしれません。

亡くなる少し前に、近くの葬儀場の見学に行くと言いだしました。

母の希望は、家族葬でした。

そのため、ごく近しい親戚までしか呼ばず、友人・知人は呼ばないと決めていました。

こじんまりとした家族葬専門の施設を選び、会葬者のおよその人数を知らせ、担当者に見積もりなどを自分で頼みました。

特定の宗教を持っていなかったため、無宗教でお願いしたいということも伝えました。

僧侶による読経がないため、どのように葬儀をすすめるかなど、いろいろ相談にのってもらいました。

葬儀社の人が見せてくれたカタログから、母は自分で棺の種類を選び、祭壇の花、当日会葬者に渡す返礼品なども指示していました。

遺影や、回想ビデオ用の写真も自らピックアップ済みでした。

ここまで具体的に決めるのかという内容でしたから、葬儀社の人も少し驚いているようでした。

実際に、母が亡くなったときには、連絡をすると葬儀社の担当者がすぐにかけつけてくれて、その後の手続きは本当にスムーズでした。

なんといっても全てが本人と打ち合わせ済みなのだから、当然です。

おかげで私は、家族や親せきに連絡を取ることに集中できましたし、

葬儀担当者の方が、こまやかに、「次に何をすればいいか」をアドバイスしてくれましたので、あわてずに済みました。

通夜の席では、身内だけなのでゆっくりと母の想い出話をすることもできました。

会葬者も少ないので、雑務にそれほど慌ただしく追われることもなく、母の配慮に改めて感心しました。

ただ、ひとつだけ後で反省したことは、母の友人・知人に対しての対応でした。

母は友人たちを葬儀に呼ばない代わりに、あらかじめ手紙を用意しており、それを葬儀後に送るようにと私に託していました。

葬儀の後、手紙を送った方のなかで、直接弔問に来られる方や、お香典、お手紙・お電話を下さる方もたくさんいらっしゃいました。

以前関西に住んでいたこともあり、葬儀を大阪でも行ってみないかなどという話などもしてくれる人もいました。

葬儀のご連絡をしなかったのは、母本人の希望であったことは手紙の文面に書いてありましたが、

「気を遣う○○さんらしいわね。でも、お別れのごあいさつができなかったのは、さびしかったわ」とおっしゃっていたのが、心苦しかったです。

直接お話をしてみると、母との昔話などが聞けましたし、

また、お世話になったお礼を申し上げることもできたのが、ありがたいことだと思いました。

葬儀は本人の希望を尊重するのが一番かもしれませんが、

家族葬とはいえ、本当に親しい友人の方にはお知らせすべきではなかったかと、私自身は感じました。